一番大切なことは 目に見えない
一番伝えたいことは 言葉にならない
本当の音楽は 音と音の間にある
生きていれば
良いことも 悪いことも ある
良いとか悪いとか 判断しているのは
小さな自分
その判断の基準は
どこから来ているのだろうか
判断の前には 思考があり
思考の前には
他人や過去の知識の集積がある
それをどこまで辿っても
知識の迷宮を彷徨うだけで
自分にとっての本物ではない気がする
良いも悪いも
同一物の異なる側面かもしれないのに
自分の発した言葉が
宙ぶらりんになって
行くあてもなく辺りを漂っている
そう感じるとき 見返りを求めている
肩に力が入りすぎて
言葉の力を信じられないとき
でもきっと 本当に力を持つのは
言葉や音、そのものであって
ちっぽけな人間のエゴではない
だからすべて
会話は会話がつながるままに
音楽は音楽が楽しむままに
文章は文章が生まれるままに
人間はただ生かされるままに
それで良いのかもしれない
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