2009年9月15日火曜日

素直に

一番大切なことは 目に見えない

一番伝えたいことは 言葉にならない

本当の音楽は 音と音の間にある

生きていれば

良いことも 悪いことも ある

良いとか悪いとか 判断しているのは

小さな自分

その判断の基準は

どこから来ているのだろうか

判断の前には 思考があり

思考の前には

他人や過去の知識の集積がある

それをどこまで辿っても

知識の迷宮を彷徨うだけで

自分にとっての本物ではない気がする


良いも悪いも

同一物の異なる側面かもしれないのに

自分の発した言葉が

宙ぶらりんになって

行くあてもなく辺りを漂っている

そう感じるとき 見返りを求めている

肩に力が入りすぎて

言葉の力を信じられないとき

でもきっと 本当に力を持つのは

言葉や音、そのものであって

ちっぽけな人間のエゴではない

だからすべて

会話は会話がつながるままに

音楽は音楽が楽しむままに

文章は文章が生まれるままに

人間はただ生かされるままに

それで良いのかもしれない

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