大きな虹が現れた
5月の満月の 前日
早朝に
疲れきった体で
確かに 嵐の音を聞いた
その朝 生まれてきたのは
私の太陽
私の そらに
初めて 太陽が顔を出した日
この日が来ることは
幼い頃から知っていたような気がする
なぜなら
私のなかの子供は
いつだってクレヨンを握り締めて
白い画用紙に
空や太陽を
力いっぱい
描いていたから
色も形も無限に存在する
私の空に 私の太陽
あなたの空には あなたの太陽
色も形も何もかも
違っていて それで良い
ただ
私のなかの子供が
あなたのなかの子供が
これからも好きなだけ
自由に夢を描くことが出来ますように
そんな風に思った
早朝の嵐を聞きながら
いつも空には太陽が
守っているようで守られている
私の そらと太陽と
守っているのか 守られているのか
あなたの空には あなたの太陽が